アユタヤはどんな街?どんなツアーがある?
バンコクから一番近い遺跡都市アユタヤ
アユタヤは栄華を極めたアユタヤ王朝の遺跡が点在する街です。
場所はバンコクからわずか1時間半。
象に乗りながら遺跡を散策することもできます。
アユタヤはタイの首都バンコクから北へ約72kmに位置する古都。
14世紀から400年以上にわたってアユタヤ王朝として栄えましたが、18世紀にビルマ軍によって徹底的に破壊されました。
現在は残された寺院や宮殿がユネスコの世界遺産に登録され、遺跡の町として知られています。
ここでは、始めにアユタヤの街の概要を、次にアユタヤでのアクティビティー(現地ツアー)について述べていきます。
バンコクから日帰りで行ける世界遺産
アユタヤはバンコクから日帰りで行ける人気スポットとしても有名です。
多くのショートパッケージツアーにアユタヤ観光が含まれています。
フリープラン(航空券とホテルのみ)のツアーであれば、現地ツアーやオプショナルツアーに参加するのもいいですし、
何度もタイを訪れている人なら、鉄道に乗って沿線の風景を楽しむのもいいでしょう。
ツアーに参加せずに個人で行く場合、アユタヤの遺跡は広大な敷地に広がっているため、徒歩で回るのは不可能と言えます。
こうした場合、トゥクトゥクを使って移動するのが一般的です。
知ればもっと楽しめるアユタヤの歴史
アユタヤは中国、ペルシャ、ヨーロッパ諸国と交易を行い、南アジア最大の交易拠点として栄えた王朝です。
その繁栄は14世紀から18世紀半ばまで続きました。
なんと、当時は日本人町があり、当時の首長であった山田長政はソンタム王に高く評価され、貴族の最高位にまで上り詰めました。
しかし、王の死後、その息子と弟が王位争いに巻き込まれ、毒殺されたと言われています。
日本町跡には山田長政の銅像があります。
もともとアユタヤには約370の寺院がありました。
その多くが今も遺跡と共存するかのように、街のあちこちに点在しています。
最も有名な遺跡のひとつが、王室の守護寺院だったワット・プラ・スリ・サンペットです。
街のシンボルである、3つの仏塔や、ビルマ軍によって首を切り落とされた仏像が並んでいます。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコンは、1357年に初代王ウ・トーンによって建てられたと言われています。
そして、ワット・マハタートは13世紀に建てられました。
ここの木の根に埋め込まれた仏像をガイドブックなどで見たことがあるかもしれません。
ワット・プラ・シー・サンペット同様、仏頭がない仏像が並び、痛々しい姿を残しています。
アユタヤはビルマ軍によって破壊されたが、堂々たる遺跡はどれもかつての面影を残していました。
アユタヤが繁栄していた時代を想像しながら遺跡を訪れると、感慨深いものがあります。
遺跡の別の顔を見たいなら、ライトアップツアーがおすすめ!
ここからはアクティビティーです。
遺跡の中に入ってゆっくり見学できる昼間のツアーもいいですが、違う角度から遺跡を見てみませんか?
岩肌がむき出しになった遺跡の風景は、昼間とはまったく違う様相を呈しています。
暗闇にくっきりと浮かび上がる寺院や仏塔はとても神秘的に映ります。
遺跡ではライトアップツアーに申し込むことができるので、時間があれば、夜に参加してみてはいかがでしょう。
主要なモニュメントを約30分で周ります。
日中はなかなかハードな気候のタイですから、暑いのが苦手な方におすすめのツアーです。
象の背中から眺める遺跡もまた格別!
タイに来たら象に乗ってみたいという人も少なくないはずです。
残念ながらバンコクでは象乗りはできません。
実は、象に乗れるところでバンコクから最も近いのはアユタヤなのです。
ワット・プラ・スリ・サンペット寺院の近くにエレファント・キャンプがあります。
ここにはたくさんの象が並んでいるのですぐにわかります。
ツアーは3種類あり、エレファント・キャンプを回るツアー、ワット・プラ・スリ・サンペット(Wat Phra Sri Sanphet)へ行くツアー、
ワット・プラ・スリ・サンペットの横を通って宮殿跡へ行くロング・ツアーがあります。
ツアーによっては象に乗るプログラムもあります。
アユタヤ(Ayutthaya)には、遺跡を楽しむさまざまな方法があります。
ちょっと足を伸ばしてみてください。
失われた王朝が残した壮大な遺跡からは、タイの歴史を垣間見ることができます。
アユタヤ王朝の王たちが乗った象。象の上から見た景色はどんなものだったのでしょうね。
世界遺産アユタヤで象乗り&ボートトリップ
アユタヤの遺跡は街のあちこちに点在しているため、散策中の移動には何らかの乗り物が必要です。
今回は、この2つのツアーに気軽に追加できる象乗りツアーとボートツアーを紹介します。
どちらも短時間で手軽に体験できるのでおすすめです。
象の背中から遺跡を眺めて王様気分
アユタヤといえば遺跡、タイといえば象。
アユタヤ観光のハイライトは、この2つを同時に楽しめる象に乗っての遺跡巡りです。
観光客はワット・プラシー・サンペット近くのアユタヤ・エレファント・キャンプで象に乗り、近くの寺院を探検します。
象はタイでは古くから神聖な動物であり、アユタヤ王国時代には、象は王の移動手段でした。
当時のタイの文化や歴史を体験するには、ぜひやっておきたいアクティビティです。
キャンプ内にはたくさんの象が並んで観光客を待っています。
象のショーや写真撮影も行われ、外国人だけでなくタイ人観光客にも人気です。
象の背中は意外と高くて揺れますが、象の歩くリズムに合わせて左右に揺られているうちに慣れてきます。
象の高い背中からアユタヤの遺跡を眺めれば、アユタヤ王朝時代に象に乗って散歩した王様になった気分!
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■Ayuthaya Elephant Camp(アユタヤエレファントキャンプ)
住所:Pa Thong Rd.
TEL:0-3521-1001
料金:園内300バーツ@人 園外(15分コース)400バーツ@人 (25分コース)500バーツ@人
アユタヤ遺跡と町への船旅
アユタヤは東西5キロ、南北3キロの島で、チャオプラヤー川、ロップレ川、パッサック川の合流地点にあります。
四方を川に囲まれ、ロングテールボートで島を一周するボートトリップがあり、川沿いに点在する遺跡や寺院、川沿いに暮らす人々の生活を見ることができます。
ボートトリップ
所要時間は約1時間。ボートは8人乗りで1,000バーツ(約2,700円)でチャーターできます。
ボートターミナルは、アユタヤ島の北東側にあるチャンタラカセム国立博物館の前にあります。
電話で予約もできますが、ボートが混むことはほとんどないので、予約なしで行っても大丈夫。
スリ・ヨータイ仏塔(Sri Yothai Chedi)、ボート旅行のハイライトであるワット・チャイワッタナーラーム(Wat Chaiwattanaram)、
外国人が多く住んでいたアユタヤ王朝の名残である聖ヨセフ教会(St.Joseph’s Church)などを見ることができます。
観光だけでなく、川沿いで穏やかに暮らす人々の笑顔や、川で元気に遊ぶ子供たちに癒され、これもボートトリップの魅力のひとつです。
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■Wat Chaiwatthanaram(ワット・チャイワッタナーラーム)
料金:外国人50バーツ
行き方:市街からトゥクトゥク(約80バーツ)