バンコクのエリア案内とおすすめコース

いいゾー
いいゾー
何といっても首都バンコクは、タイ旅行の拠点とされる存在です。
トランジットで短い時間しか滞在しないのがもったいないくらい魅力にあふれた街です。
ぜっタイくん
ぜっタイくん
そのエリアの紹介とおすすめコースを教えてくれるんですね。早く知りタイ!

バンコクエリア案内

バンコク観光のポイントは、各エリアの特徴を把握すること。

バンコクは寺院観光からショッピング、ナイトライフ、グルメまで何でも楽しめる街です。

東京に匹敵する大都市ですが、観光客が訪れる中心エリアは限られており、アクセスも容易です。

今回はバンコクを大きく7つのエリアに分け、それぞれの特徴と魅力を紹介します。

観光スポットが集中する「王宮エリア」

初めてのタイ旅行なら、まず訪れたいのがバンコク中心部の西、チャオプラヤー川沿いに位置する
王宮周辺エリアです。

バンコク観光に欠かせない三大寺院(エメラルド寺院、涅槃仏寺院、暁の寺)と王宮はこのエリアにあり、ワット・マハタートなど歴史ある古い寺院も多い。

これだけ有名な観光スポットがありながら、実はこのエリアはバンコクの中心部から少し離れており、周辺にはBTSや地下鉄などの公共交通機関がありません。

そのため、次に紹介するヤワラートからこの界隈にかけては大規模な建設や開発がほとんど行われておらず、旧市街を凝縮したような独特の雰囲気を醸し出しています。

また、近くにはバックパッカーのメッカであるカオサンロードがあり、安宿や格安航空券を扱う小さな旅行代理店が軒を連ねています。

バックパッカーが流行していた1990年代後半から2000年代前半にかけては、日本人の姿もよく見かけ、ほぼ日本人専用のゲストハウスもありました。

しかし、最近は日本人バックパッカーが減り、この通りで見かけるのはヒッピー風の欧米人か、
ショッピング目的のバンコク人がほとんどです。

おしゃれな雑貨や洋服が多く、値段も市場並みに安いので、お土産を買うためだけに訪れるのも
おすすめです。

また、夜遅くまで営業しているので、昼は観光、夜はショッピングを楽しみたい人には貴重なスポットです。

雑然とした繁華街「ヤワラート」(チャイナタウン)

フアランポーン駅の東側に広がるのが「ヤワラート」と呼ばれるチャイナタウン。

このエリアに入ると、タイ文字よりも漢字で書かれた看板を多く見かけるようになります。

街の中心から離れているためか、オフィスやホテルが少なく、
近代化されたバンコクのイメージとはかけ離れた雑然とした下町の雰囲気が漂っています。

もちろん、中国人が多いので中華料理店も多く、なかでもフカヒレやツバメの巣を看板料理にする店が結構あります。

高級レストランもありますが、夜10時を過ぎるとヤオワラート通り沿いの屋台でフカヒレやツバメの巣を安く楽しむことができます。

この通りはとても人気があり、地元のバンコク市民でさえ、
わざわざこのエリアまで車を走らせて珍味を食べに来るほどです。

ヤオワラート通りに並行して、アクセサリーなどの問屋が並ぶ「サンペンレーン市場」、その近くにはインド人街の「パフラット市場」、生花が24時間売られている「パッククロン市場」があります。

どの市場もレトロなムードが漂い、まるで1950年代か1960年代にタイムスリップしたかのような
錯覚に陥ります。

歩いて街並みを眺めるだけでも楽しいエリアだと言えます。

サイアムはバンコクで最もファッショナブルなショッピングエリア

BTSサイアムを降りると、サイアムパラゴン、サイアムセンター、ディスカバリーなどの高級デパートが通りの北側に並んでいます。

どのデパートも連絡通路やコンコースで直結しているので、移動は簡単です。

駅の南側にはサイアム・スクエアがあり、10代後半から20代の若者で賑わっています。

安価な最先端のファッションを扱う店や、海外からの輸入品を扱うセレクトショップがある。

近くにはタイの名門大学であるチュラロンコン大学があり、放課後には制服姿(タイの大学には制服がある)の学生たちがお茶を楽しんだり、買い物をしたりしています。

いわゆる “今時のタイの若者 “を感じることができるに違いありません。

タイセレブ御用達のショッピングエリア

サイアム(サイアムパラゴンを除く)が20代向けのデパートや店舗が集中しているのに対し、
チットロムは30代以上の大人向けのショッピングエリアです。

ガイドは、このエリアのデパートで買い物をしていると、タイの芸能人やセレブ(有名人や文化人)をよく見かけます。

また、どのデパートもBTSチットロム駅から徒歩5分以内なので、初めてバンコクを訪れる方でも迷うことなくショッピングを楽しむことができます。
(BTSチットロム駅は前述のサイアム駅に隣接しています)

 

1日モデルコース

バンコク観光を1日で楽しむには?

バンコクは比較的治安がよく、交通網も発達しているので、初めてバンコクを訪れる人でも安心して旅を楽しむことができます。

事前に行きたい観光スポットやお店、レストランを決めておき、それぞれどのBTSや地下鉄の駅を利用するかを確認しておくことが大切です。

タクシーは初乗り35バーツ(約144円)と安いので、最寄り駅から目的地までの距離が長い場合や、公共交通機関がない場所に行く場合は、上手にタクシーを利用しましょう(ただし、渋滞のない時間帯に!)。

暑いタイでの移動は想像以上に体力を使います。時間と体力を節約できる移動手段を考えることが、バンコク観光を楽しむコツです。

午前中は荘厳な寺院群を巡る!

エメラルド寺院(ワット・プラケオ)、涅槃仏寺院(ワット・ポー)、暁の寺(ワット・アルン)という寺院があります。

これら3つの寺院は、バンコク中心部の西側、チャオプラヤー川の近くに位置しています。

BTSや地下鉄などの公共交通機関はこのエリアまで伸びていないため、
寺院に行くにはタクシー、トゥクトゥク、水上バスを利用する必要があります。

市内から寺院が集中するエリアまでは問題なく移動できますが、観光客が多いため、
タクシーやトゥクトゥクで混雑することが多いです。

この寺院間の移動でも通常の3~4倍の料金を請求されることがあります。

このようなトラブルを避け、効率よく三大寺院を回るには、現地の日本語ガイドのツアーに参加するのがお勧めです。

料金は車とガイド込みで一人約900バーツ(約3,600円)です。

寺院は日陰が少なく直射日光が当たるので、涼しい午前中に回ってしまうと疲れずに済み、
午後はショッピングで時間を有効に使えます。

 

① 暁の寺(ワットアルン)

朝7時頃に宿泊先のホテルを出発し、8時頃に3大寺院エリアに到着します。

最初の目的地は、チャオプラヤー川にそびえるワット・アルンです。

その姿は現在の10バーツ硬貨にも描かれています。

仏塔には色とりどりのガラスや中国製の陶器の小片がはめ込まれ、太陽を反射して美しく輝いています。

三島由紀夫の小説「豊饒の海」の第3巻「暁の寺」のモチーフにもなっており、日本人観光客にも人気があります。

<DATA>
■Wat Arun(ワットアルン)
住所:34 Arunamarin Rd., WatArun, BangkokYai, Bangkok
TEL:02-465-5640
開館時間:7:00~18:00
料金:50バーツ(約200円)

アクセス:BTS、地下鉄からは遠い。ワットポーの近くの「ティアン」船着場から渡し舟で5分。船着場「ワットアルン」で降りる

 

② 涅槃仏寺(ワットポー)

バンコク最古の寺院である涅槃仏寺院(ワット・ポー)は、ワット・アルンからボートで川を渡って徒歩3分のところにあります。

黄金の寝釈迦仏は長さ46メートル、高さ15メートルあります。

涅槃仏の足の裏には、仏教の宇宙観を表現するために108種類の真珠層がはめ込まれています。

また、この寺院はタイマッサージの総本山としても知られています。

<DATA>
■Wat Pho(ワットポー)
住所:329/25-28 Maharaj Rd., Prabarommaharajchawang Pranakorn Bangkok
TEL:02-226-0369
開館時間:8:00~17:00
料金:50バーツ(約200円)
アクセス:BTS、地下鉄からは遠い。タクシーで市内中心部から約20分

 

③ エメラルド寺院(ワットプラケーオ)

ワット・プラケオは涅槃仏寺院(ワット・ポー)から徒歩5~7分で着きます。

本堂に祀られている美しいエメラルド(翡翠)の仏像から「エメラルド寺院」と呼ばれています。

また、先代のラーマ8世まで歴代の王が住んでいた王宮があります。

王室寺院であるため、タイで唯一僧侶のいない寺院としても有名です。

回廊の壁に描かれたラーマキーン物語(ラーマキーンとは、インドの長編叙事詩「ラーマーヤナ」に基づく物語)の美しい絵も必見です。

<DATA>
■Wat Phrakeaw (ワットプラケオ(王宮))
住所:Thanon Naa Phalaan khween Pra-Barom Mahaa-Rachawang, Khet Phranakhorn,Bangkok
TEL:0-2221-5315、0-2224-3290
開館時間:8:30~15:30
料金:外国人一般300バーツ(約1,200円)
アクセス:BTS、地下鉄からは遠い。タクシーで市内中心部から約20分

午前中をいっぱいに使っての見学、お疲れ様でした。

三大寺院をすべて見学した後、旅行会社が用意したバンでバンコク中心部へ移動します。

ツアーは通常、BTSチットロム地区で終了するのがスタンダードです。

このエリアにはショッピングセンターやデパートが立ち並び、午後からのアクティビティに備え食事をとるのにも、そしてショッピングをするのにも最適な場所です。

 

④ ランチ セントラルワールドでMKのタイスキランチ

BTSチットロム駅から徒歩2分の場所にあるセントラルワールドは、バンコク最大級の複合ショッピングセンターです。

その7階のレストランフロアにあるのが、地元タイ人に人気の安くておいしいタイ風すき焼き店「MK」です。

タイ風すき焼きは、タイを代表する鍋料理で、略して、タイ風すき焼きと呼ばれるが、実際はすき焼きというより水炊きやちゃんこ鍋に近いと考えた方がよさそうです。

MKは、地元のタイ人カップルや家族連れでいつも賑わっているタイ風すき焼き店のひとつで、値段もリーズナブルで、2~3人なら1人200~300バーツ(約800~1,200円)でお腹いっぱいになります。

メニューには写真と日本語訳がついているので、タイ料理が初めての人でも安心です。

 

⑤ 最強のパワースポット

タイ最強のパワースポットといわれるエラワン祠は、BTSチットロム駅の目の前、エラワン・グランド・ハイアット・ホテルの敷地内にあります。

この神社で祈願した願いは必ず叶うと信じられており、商売繁盛から宝くじ当選まで、どんな願いでも叶うと言われています。

ちなみに、境内で踊られるタイ舞踊は、願いが叶った人が神様に感謝の気持ちを表すために踊る奉納舞踊です。

叶えたい願いがある人は、一度訪れてみる価値はあるでしょう。

<DATA>
■erawanphum(エラワンプーム)
住所:494 Phloen Chit Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok
アクセス:BTSチットロム駅前。エラワングランドハイットホテルの敷地の一角
入場料:無料 ※交差点の一角にあり、小さい公園のような感じで誰でも入れます。
※お供えする花は敷地内のテントの正式なところで買ってください。
全く関係ない人が花を手渡してくる場合があり、その場合、あとで割高な価格を請求されます。

 

⑥ 若者の街サイアムへ!

サイアムはバンコク随一のショッピングスポットです。

BTSサイアム駅とナショナル・スタジアム駅の間には、4つのデパート、サイアムパラゴン、ディスカバリーセンター、サイアムセンター、そしてMBKがあります。

タイらしいお土産をお探しなら、エキゾチック・タイのサイアム・パラゴンがおすすめです。

タイ政府公認の質の高いお店がいくつも入っています。

商品の多くは地域開発プロジェクト「OTOP」によるもので、銀製品、竹細工、カゴバッグ、タイシルク、石鹸、家具、インテリア雑貨など、その土地の特色を生かしたバラエティ豊かな商品が揃っています。

手工芸品だけでなく、モダンなデザインのクラシックな土産物もあります。

特に、タイシルク製品は、手頃な価格、高品質、洗練されたデザインです。

<DATA>
■Exotic Thai Sima Paragon(エキゾチック・タイ サイアム・パラゴン)
住所:4F Siam Paragon 991 Rama 1 Road, Pathumwan, Bangkok
TEL:02-610-8000
営業時間:10:00~22:00
アクセス:BTSサイアム駅に直結しています

⑦ タイ式マッサージで日本・タイでの疲れを癒そう!

観光やショッピングで疲れたら、タイ古式マッサージへどうぞ!

この時間帯は、平日でもバンコクは人でごった返しているので、BTSトンロー駅から徒歩3分のアジアハーブアソシエーション(トンロー店)がおすすめです。

アジア・ハーブ・アソシエーションは、タイ古式マッサージとハーブボールセラピーで知られるマッサージサロンです。

料金はベッドがカーテンで仕切られているローカルのマッサージ店とほぼ同じですが、部屋はすべて個室で、雰囲気やサービスは高級スパと遜色ありません。

また、受付には日本人または日本語が話せるスタッフが常駐しているので、言葉が不安な人でも安心して勧められるサロンです。

【メニュー&料金例】
タイ伝統古式ボディマッサージ…60分350バーツ(約1,400円)~

<DATA>
■Asia Herb Association Sukhumvit55 Thonglor Shop (アジアハーブ・アソシエィション(トンロー店))
住所:58/19-24 Sukhumcit Soi55(Soi Thonglor)
TEL:0-2391-2631
営業時間:9:00~26:00(受付は24:00まで)
日本人対応日本語ホットライン:08-9999-1234
URL: https://asiaherb.asia/

※人気店につき、遅くとも前日までに予約を入れておくことをおすすめします

 

⑧ 夜景とグルメを同時に楽しむ

バンコクで夜景を眺めながら美味しい料理とお酒が楽しめるレストランといえば、デパートCentralWorldの屋上にある展望レストラン「Zense」が有名です。

近年、バンコクではスタイリッシュな空間と夜景、料理が一緒に楽しめるレストランが増えており、バンコク屈指の4つのレストランが1つのレストランスペースに集結し、各レストランのシェフが自慢の料理を提供します。

それらが日本料理の「菊水」、イタリア料理の「ジャンニ・リストランテ」、タイ料理の「ホワイト・カフェ」、インド料理の「レッド・レストラン」の4つです。

テラス席はいつも混雑しているので、必ず予約をしましょう。

<DATA>
■ZENSE(ゼンス)
住所:Level 17 ZEN World at CentralWorld4, 45 Rajadamri Road
TEL:02-100-9898
営業時間:17:30~24:00

 

⑨ 楽しいナイトライフ!

初めてのバンコクなら、どんなナイトスポットに行けばいいのかわからず、不安になるかもしれません。

そんなバンコクのナイトライフ初心者でも安心できるのが「ベッド・サパー・クラブ」です。

スクンビット・ソイ11にあるこのクラブは、まるで宇宙船のような外観で、広々としたソファーがすべてベッドのように見えるのが特徴。

ソファでくつろぎながらお酒を飲むもよし、フロアに行ってダンスを楽しむもよし!

毎日さまざまなジャンルのイベントが開催され、週末だけでなく平日も楽しめ、海外からのゲストDJも随時招かれています。

入場料は500~600バーツ(約1,350~1,620円)で、2ドリンク付きです。

写真付き身分証明書の提示が求められるので、パスポートかそのコピーを持参しよう。

<DATA>
■Bed supperclub(ベッドサパークラブ)
住所:26 Soi Sukhumvit 11, Sukhumvit Rd., Klongtoey Nua, Wattana, Bangkok
TEL:02-651-3537
営業時間:19:30~26:00
アクセス:BTSナナ駅から徒歩8分

 

以上、濃密なバンコクの1日をお過ごし頂けるプランでした。

このまま実行なさるも、アレンジを加えるも、自分が喜ぶように行動してみましょう。

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